2009年1月4日日曜日

[お勧め本]帝国主義外交と国際金融 1870‐1914



普段は読書管理用ブログでしか本の紹介をしないようにしているのですが
http://kiwipon-book.blogspot.com/
あまりにも面白かったのでこちらで紹介させていただくことに



時間:2時間程度?
評価:★★★★★
きっかけ:IISIAプレップスクールの参考図書

#紹介・感想など
外交・戦争などの背後でどうやって金融が動いていたかの事例研究

日露戦争後の山東半島に対する三国干渉も
フランスがロシアの債権国であったことが大きな原因であるようだ。

戦争も結局はお金が無いと出来ず
戦争に勝利して国債の価値を上げていくという
アメリカと言う国家のビジネスモデルにも納得できる。

現代でも日本がアメリカ国債を大量に保有しているように
同盟関係も密接に金融が絡んでいる。

今となっては・・・感はあるが、金融で密接につながってお互いに利害関係人になっちゃえば
世の中の戦争は無くせるのかもしれない。

しかし、一方的な収奪が行われれば当然その反目もあろうし
あまりに複雑すぎるとゴルディオスの結び目のように一刀両断されてしまうかもしれない。

8800円とかなり高額なので、図書館で借りて読みましょう。
めちゃめちゃ面白かった。
エッセンスだけ読めば良いので、まじめに文章を読んではいけませんよ
かなり疲れますので

~~~~~~~~~~メモ~~~~~~~~~~
資本というものは、投資のチャンスを嗅ぎつけたり、何らかの個人的関係や自国産業の必要に応じようとするときには、反目する列強の間を移動し、銃剣が鳴り響く国境線を越えることすらある。だかこうした資本移動はためらいがちであって、かつ非難の矢面にも立たされる。金融面での協調が利害関係の対立に妥協をもたらし、政治面での理解のきっかけになると信じる銀行家や政治指導者は少ない。(中略)戦争を予期する政府は敵国の強化を恐れ、融資を抑制する。しかし、この抑制自体が相手にとっては敵意の明証となり、あらたな敵意の源になるのである。(p.154)

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