2010年9月14日火曜日

[読了]宇都宮健児「弁護士、闘う―宇都宮健児の事件帖」

弁護士、闘う―宇都宮健児の事件帖
宇都宮 健児
岩波書店 ( 2009-08 )
ISBN: 9784000247115
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

時間:1時間
評価:5
きっかけ:本人と飲みに行った。

■紹介・感想など
主に、金利引き下げに関する運動について調査するような読み方をしました。
同時期に出された「大丈夫、人生はやり直せる―サラ金・ヤミ金・貧困との闘い」と比べて、やや堅い。一般向けは「大丈夫~」で、本書はやや玄人向けかな。

これまでに3~4回ほど一緒に飲む機会がありましたが
それにしても、良い時期良い時期にお会い出来ていたのだなぁと過去を振り返りました。

以下に、本人から聞いたことを含め、時系列でまとめておきます。

~~~~~~~~~~メモ~~~~~~~~~~
(pp.211-245)高金利引き下げの流れを抜粋。

武富士盗聴事件でサラ金のイメージ低下

1999「クレジット・サラ金・商工ローンの高金利引き下げを求める全国連絡会」(高金利引き下げ全国連絡会)
→全国の弁護士・司法書士・被害者を糾合

2004.2.20最高裁第二小法廷判決
みなし弁済の適用に関する判決
2005.12.15 最高裁第一小法廷判決
リボルビング方式につきみなし弁済の成立を否定
2006.1.13 最高裁第二小法廷判決
グレーゾーン金利の徴収を禁じた判決

2000.11 業界団体「全国貸金業政治連盟」

国民規模の運動へ
1978「全国クレジットサラ金問題対策協議会」(クレサラ対協)
1982 「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」(被連協)

2005.2.26「今こそ高金利社会を打破しよう!」決起集会
2005.12.7「クレ・サラの金利問題を考える連絡会議」(連絡会議)発足。with労働者福祉中央協議会(連合が加盟している)
2006.3.4「高金利引き下げをめざす全国集会―多重債務社会を打ち破ろう!」
2006.5.18「貸金業のグレーゾーン撤廃と高金利引き下げを実現する国民代表者会議」(参議院議員会館)
→各党代表が参加。国会議員も59名。
2006.10.11 340万の書名を提出。(中央労福協の影響力が大きい)
書名の提出後、「サラ金の高金利引き下げを実現する国民代表者会議」
→200人集まり、地方議会における意見書採択運動について報告される。
→→全国青年司法書士協議会が、全国の地方議会に対し、金利引き下げを国に求める意見書を採択するように働きかけた。これに、労福協や連合の地方組織が加わり、6-9月に各地方議会で採択が加速。43都道府県1136(/1834)市町村(=約6割)が採択。
2006.2.16 日弁連「上限金利引き下げ実現本部」(実現本部)
2006.6.15 日弁連主催で多重債務のシンポジウム
10.17「高金利引き下げ総決起集会」2000人参加→衆議院議員会館で院内集会。

自民党内の議論、金融調査会「貸金業制度に関する小委員会」
・議員以外の関係者も割と自由に出席することが出来る。
・金利引き下げに賛成する議員はなかなか参加してくれない
・業界の意向を受けた議員は必ず参加。
考えに同調してくれていても、小委員会で発言してくれなければ、意味がない。
→あまり関心のない議員にも働きかけ、小委員会への出席を促す。

業界の巻き返し特例高金利・利息制限法の金額区分

2006.10.13に秩父からマラソン。
高金利引き下げ全国連絡会は、世論の喚起を目的に全国キャラバンを展開 5,8月~
宇都宮先生も全国90カ所で講演。
2006.10.24 与党が方針撤回
2006.10.31 閣議決定
2006.11.30 衆議院本会議
2006.12.13 参議院本会議
2006.12.15 椋神社へお礼参り。

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