2011年4月2日土曜日

浦安市の選挙について

東日本大震災の影響で、県議選の実施を拒否している千葉県浦安市で1日、現職2人と新人1人が同選挙区(定数2)から立候補した。松崎秀樹市長は同日、改めて選挙は不可能との考えを強調。これに対し、県選挙管理委員会は地方自治法に基づき「適正に投開票事務を執行するよう」と勧告した。ただ、勧告に強制力や罰則はなく、県議選が告示されても投票できないという異例の事態となりそうだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110402/elc11040201130000-n1.htm

という記事に対して、「千葉県や総務省が悪いのか?」という質問をFacebookでいただきました。

ちょっと解説しますと

平成二十三年東北地方太平洋沖地震に伴う地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律
http://shop.gyosei.jp/contents/sinsai/honbun/10ab180804230201h.html

地震直後に成立した上記の法律で
地震の影響のため選挙を適正に行うことが困難と認められる市町村として総務大臣が指定する市町村
に指定されなかったことが原因です。

過去3回の指定で、岩手県・宮城県・福島県の他に茨城県水戸市が指定されましたが
浦安市は入っていませんでした。


現在、浦安市では上下水道・ガスが復旧していない家庭も多く、
そちらの復旧作業に市の人員を割いているため、図書館や体育館も開いていない状況です。
(ついでに、ディズニーランドも
そんな中、さらに選挙というのはちょっと難しいように感じます。

ただ、住んでいる身としては、物理的に選挙の実施が困難かというと
津波で家などが流されたり、道路が通行できないとか、市民が避難所生活を余儀なくされているとか
そういった状況とは全く違い、人員が足りていないだけのように思います。
(あとは、住民が落ち着かない生活をしていて「選挙どころじゃねーよ」ということ)
 (→これに関しては東日本全域でみんな落ち着いた状況じゃないから、正常な判断ができないということは”選挙を適正に行うことが困難”ということには当たらないという解釈がなされているのだと考えます。)

人員が足りないなら、増やせばいいのでは?と思うのですが
しかし、その辺りはやはり、労働市場での人材の流動性を高めることで、
機動的に人員を配置できるよな仕組みを整備してこなかった日本社会に原因がありそうです。
(あとは、松崎市長のパフォーマンス…「選挙なんてやってる場合じゃねーよ」という住民感情的にもこうやって騒いでおいたほうが支持率が上がるんでしょうね…)


【参考】
総務省-平成23年東北地方太平洋沖地震の影響のため統一地方選挙の期日においては選挙を適正に行うことが困難と認められる市町村の指定について(第3次指定分)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000108971.pdf
第一次第二次指定分も↑で観ることができます。


追記
地震でみんなが落ち着いた判断ができないという理由であれば、日本全体ないし東日本全体を延期すべきだった。
そうであれば立法段階での問題かも。


あと、重要な論点を書き忘れました。
県議選で特定の選挙区だけを延期できるようにしなかったという立法の不備が一番大きいです。

ついでに、やっぱ電子投票出来るようにしたほうが良いよね・・・。

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