2011年11月29日火曜日

南相馬市長 桜井勝延氏 【日本政策学校#1】

日本政策学校の第一回目の講義は
南相馬市長 桜井勝延氏の講義でした。
;http://www.city.minamisoma.lg.jp/mayor-room/profile.jsp

桜井氏はTime誌の2011年の世界で最も影響力のある100人に選ばれた日本人。
彼の政治家としての信条や、現場の第一線で指揮を撮り続けて来た話は
涙無くして聞くことは出来ませんでした。

中でも印象的だったのは以下
・政治家の仕事は命を守ること
・職業の使命感(マスコミ、政治家)
・趣味のマラソンの走る目的
→内向的な自分と戦うため
・被災者に対して求められているのは「心を取り戻す」こと

私も南相馬市の復興に携わっているので、かなり身を乗り出して受講することが出来、2点ほど質問させて頂く機会を得ました。


Q1心の再生のためにはどうすれば良いのか?
ニーズとしてどういうものがあるのか?

Q2基礎自治体と国の話がありましたが?
→地方分権につながる話ですが
道州制という議論がありますが、それだと大きすぎるのでしょうか?

A1
自分らしく生きる環境
→バラバラになってしまったことに対して

お金を与えることには意味がない
お金では心は再生できない。
お金があれば有るほど、働く気になりません。
お金があれば堕落していく → お酒を飲む、遊興に走る

広島や長崎の原爆の後に
→今のような保障制度が有ったのか?
みんなが、人が、入っていって、再生していった。
→今は地域を隔離して人が入れないようにしている。

如何に再生させるかが重要

「自分らしく」生きている意味があるように支えあって。
いきててよかったな、いきよう。と思えるように。
お金なんか、どんどん入っている(but投資先ない)

A2
道州制がはない→
県のような中間管理をなくすことが重要。
基礎自治体が各省庁へ予算を取りにいけるようにするなどして、基礎自治体へ権限委譲するべき。
国と直接やりとりできる環境にするべき。

単に経済復興ではなく、人が人として生きるために、承認の機会を得る、働く”場”を提供することの重要性を感じました。

あとクエスチョンの回答でお金が有ると堕落してしまうというお答えをされていることからも、ベーシックインカムには賛同してくれないだろうなぁと感じました。
(私は本質的には、働く機会が無いことが問題だと思っていて、そのためのBIなのですが)

ビジネス的に南相馬市とはこれからも絡んで行きますが、どうぞよろしくお願いいたします。



ーーーーー以下メモーーーーー

防災有効なのは、基礎自治体の連携(杉並区等)だった→早い
立法に拠る救済では遅い。

人口流出で7万人が一時、1万人を割り込んだ

東電ではなく、市のほうが除染を実施
国が施策を作らないと動けないとは何事か。


【災害と政治】
災害おいてたいせつなことは
→命を守ること
何を大切に地方の政治を預かるのか。

誰が本当に命を護れるのか
(政治の立場として)→やっぱり首長しかない。

首長がしっかりしないと、その地域はだめになる。
→首長を目指すべき
自分の命を最大限燃やせる場として首長に挑戦すべき。

【マスメディアと使命】
マスコミが逃げ出す現状
→この国の惨状を見た
→報道機関としての使命は?

桜井市長「逃げ出したマスコミにコメントする必要はない。」

→一方でフリーランスの人間はたくさん来た。
海外のマスメディアもたくさん来たが、日本のマスメディアは来なかった。

使命感を持たない人が仕事をすると、逆に報道される側がどれだけ被害を被るか。
県には来るけど、基礎自治体には来ない。


【国政と災害】
20kmの避難指示は政府からも、県からも来なかった
聞いても判断しなかった。
→テレビからの情報しかもらえなかった

//きちんと情報共有・意思決定を行うスキームの欠如?

原子力防災計画を行わなかったのは→住民が不安に思うから。

このような状況で、国や県は何もしてくれなかった
→政府の指示はこの状況にとどまれというもの
→新潟から全市民を受け取るとのメッセージをもらって、有りがたかった。

命を救うことがすべて。党派なんて関係ない。
そんな状況で菅総理の政局についてマスコミからコメントを求められた。

必要なのは「使命」政治家の使命、国会議員の使命、首長の使命。
→使命を持ってやっているのなら5月の段階でなんとかしろ。

世界史的な災害に対して
日本が世界に発信できるチャンスなのに。。。
「国力を示すべきではないか?」
より良い法律を瞬時に創り上げて、こそではないのか?

【心を取り戻す】
東電に対して
桜井氏「市民の心を再生することに全力を上げて下さい」
「人の心を再生すること、人の心をもう一度立ち直らせることに全力を」
20km30kmで義捐金が距離によって差別される。

原発事故をも自然災害と言えるのか

★国も東電も、命と心への配慮がなさすぎる。

【政治家を選んだきっかけ】
農家というのは休みがない。
それを選んでいるのは誇り。
//最低賃金法っておかしなものだね。

産廃処分場を阻止をしたかった。
そのために署名を集め、裁判に訴えたりしてきた。

原発事故と同じ
→アンダーグラウンドの力を
→暴力団と結びつかない企業はどれだけあるのか?

政治家になるには
「おかしいと思うことに対して、おかしいということを貫かなければ何も変わらない。」
命がかかります(ex.御嵩町長)

【走ることについて】
内向的な自分と戦うために
毎朝走り続けている。

走ることに対して辛いと思う自分がいて
「正しい」ということはほんとうに正しいのかと考えならが走っている。

妖怪がどう動いているのか、その犠牲となるのはだれか?
犠牲となった南相馬市として声を上げていかなければいけない。
市民と直接対話しなければ、市民の心は動かない。

【使命感】
医者も殆ど逃げ出した。(使命感がなかった)
命を救うということに対して、逃げ出すことが解なのか?

(かっこ良く言えば)
一人も残さず、避難されるまでは私は残る。
→といえば→職員を含め、あくまでも残らざるを得なくなる
「全体の奉仕者」であるなら、最後までその使命を果たすべきじゃないか?
部長を含め、耐えられなくなり、やめていく。
→ほとんどが精神疾患にかかっている。

市民が市民を責めて、職員を市民を責めて
耐えられ無くなった状況で、自分の使命を忘れてしまう。

時間の経過と、地理的、宇宙的な視点で考えて欲しい。

産廃処分場で命が危うくなる人がいる、
宇宙から見れば、地球はゴミ。
我々の命は今しかない。

自分の周りや自分たちだけが不幸だとしか思えない。
毎日人身事故が起こっている東京はどうですか?

命を救うということはどう事か?

自殺した被災地の老婆
彼らに生きる希望を与えなければ、
いきているしごとを 行わなければ意味が無いではないか。

命はそんなに軽くない
霞が関が、机上での議論で、現場の命を奪っていく。

ネットも携帯も使えない中で、無線が役に立った。
政治を志すなら無線を抑えておくと良いかも

医者が不足している。
厚労省は役に立たなかった。


【今後】
3/24 Youtubeでうp
→世界中からアクセス。英語で電話が来て、困った。
避難をさせられたら、良いまちづくりができるなぁ、と。

見たことの無い地に行って帰ってきたことで
学んできて、良いまちづくりができました。
作っても売れないだろう。
→電気作ることにした。

失われた大地を無駄にしたくない。

農家の多くは70代、80代
再生のために、労力を割くことはできない。
しかし、彼らが継承し築き上げた大地を、無駄にしたくない

瓦礫を、防潮林として利用したい。
11日までには生きていたもの。
彼らの魂を引き継いて行きたい。


「命を別の形で再生できるのではないか」
→自然エネルギーのプラントに。

今、多くの企業が、南相馬市を市場と見ている。

日本の自然はエネルギーに満ち溢れている。
最終処分を出来ない原発はダメなんじゃないか?

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